Pholosophy

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私たちは、お施主さまとの対話を大切にしています。

お互いを知り、設計の糸口を探す

とくに初期段階の対話では、子育て・趣味・お仕事のこと——新居への夢や希望とともに、お施主さまのお人柄にじっくり向き合います。
対話から得られた情報に、敷地や法的な諸条件などのリサーチを丁寧に重ね、私たちなりの視点で設計の糸口となる“キッカケ”を見つけ出します。
この“キッカケ”を、私たちはプロジェクトの「コンセプト」と呼んでいます。
以降、お引き渡しまで、常にコンセプトを軸に空間を計画していきます。

コンセプトという“種”

家づくりのプロセスを植物にたとえるなら——
コンセプトは「種」、お施主さまと重ねる対話は「水やり」、そして良質な土壌を整えること。
やがて「樹木」=住まいという大きな空間へと育てていくイメージです。

要点です。
初回のご提案で「サクラを植える」と合意した後に、
「やはりバラで」「この部分だけヒマワリで」というリクエストをお受けすることがあります。
これは文字通り「種=コンセプト」の変更で、その場合は無理に進めず、
いったん立ち止まり、サクラにいきついたプロセスを丁寧にご説明致します。
また必要に応じて“種”を再設定致します。
一方で、枝葉(=仕様・運用)の調整は柔軟に行えます。

混乱が起きやすいのは、どこまでが“種”で、どこからが“枝葉”か。
この境い目が、お施主さまから見分けにくいときです。
そのため初回のご提案では、「守る部分」と「変えられる部分」を言葉と図で明確化し、認識を揃えることに注力します。

ご不安や迷いは、いつでもお聞かせください。
対話を通じて最適解を更新していきます。

進め方の軸

コンセプトに軸足を置きつつ、お施主さまのご要望には柔軟に応え、あらゆる可能性を模索します。
そのうえで、各プロジェクトにおける“是非”を丁寧に見極める——これが私たちの設計手法です。

思いが環(めぐ)り、心が還る場所へ。

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